うえはら歯科ブログ

認知症と口腔内の関係性

2019年1月22日 (火)

認知症とは何らかの原因で脳の細胞が減少したり、動きが悪くなってくることによって記憶、判断力、今まで出来ていたことができないなどの症状が起こることです。

 

この認知症と口腔内とは何か関係があるのでしょうか?

今回は認知症と口腔内の関係性についてお伝えしていきます。

 


噛むこと=脳への刺激

 

認知症は年齢が上がれば上がるほど発症する確率が高くなります。

今日本では65歳以上の高齢者の6人に1人が認知症だといわれています。

上記からも、とても身近な病気であることがわかります。

そして驚くべきことに、その認知症患者さんのほとんどが入れ歯という事実がわかりました。

 

なぜ入れ歯の患者様が多いのでしょうか。

 

歯で噛むことにより脳への刺激やあごの骨、噛む力を強くします。

ですが虫歯や歯周病などの歯のトラブルを放置し、永久歯が次々になくなっていくと、固い食べ物を避けるようになり咀嚼回数が減っていきます。

咀嚼は脳へ刺激を与える大事な役割です。その役割を果たす歯がなくなった為脳への刺激が減り認知症になるリスクが高まるのです。

 


1口腔ケア

 

上記で書いたように自分の歯で噛むことがいかに大事か。

そして虫歯や歯周病を予防するだけでなく他にも大切なことがあります。

 

歯もそうですが口の中を綺麗にすることで健康へ繋がると注目されています。

 

口は主に食べたり、会話をしたり、笑ったり、呼吸したりと様々な機能があります。

しかし年齢を重ねていくと、食べられなくなる、笑わなくなる、話さなくなる…

なかなか上手にできないことが増えていきます。

そうなると、生きる楽しみが徐々になくなっていきます。

 

人間は楽しいなどの喜びや幸福感を感じたときに最も脳が活性化します。

その幸福感や刺激を与え続けることによって認知症の予防に繋がるのです。

 

ストレスを感じる入れ歯があれば、取り替えましょう。

それでも難しければ、自費の入れ歯も検討しましょう。

我慢しても良くなることはありません。

 

また、日々の口腔ケアはとても重要で怠らないようにしなければなりません。

 


2種類の口腔ケア

 

口腔ケアをしっかりすることで生活の質を高めることにもつながります。

 

・口の中を清潔に保つケア

食後の歯磨き、入れ歯の清掃、舌のケア

 

・口まわりの筋肉や舌を動かし機能を維持するケア

口腔内、口まわりのマッサージ、飲み込む力を鍛える体操です。

 

お風呂に入って体を清潔にしたり、ランニングや筋トレで身体を鍛えるのと同じように口腔ケアも日頃から少しずつ行うことがとても大切です。

 


口腔ケアは健康のはじまり

 

食べる、噛む、飲み込むというのは、簡単な動作かもしれませんが、歳をとると難しくなり、だんだんとできなくなっていきます。

しかし口腔ケアをしっかり行い、よく噛みよく食べればその分栄養が吸収され、体力回復ややる気、意欲の向上にも繋がります。

身体の一部の小さな口のケアかもしれませんが、全身機能に大きく関係してくので認知症予防にも、認知症の方にも効果が期待できるでしょう。

 

 

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