虫歯・歯周病にさせない
予防プログラムがあります。
この世から虫歯をなくす・
歯周病にさせないのが
私たちの使命です。
PREVENTION PROGRAM



予防歯科(定期メンテナンス)の重要性
痛みがないときこそ歯医者さんで定期的にチェックしましょう。この虫歯・歯周病を予防するという考えは10数年前に比べるとだいぶ認知が進んできましたが、まだまだ道半ばだと感じています。虫歯・歯周病の予防は、歯医者さんでのプロケアとご自宅でのセルフケアの両軸を行うことが重要です。
8020達成状況
80歳で20本以上の自分の歯がある状態を目指す取り組み「8020運動」はご存じの方も多いと思います。厚生労働省が発表した平成5年から直近の令和4年までのデータです。8020達成状況がわかります。80歳~84歳で20本以上自分の歯がある方の割合は、令和4年では約45%、85歳以上では約38%となりました。平成5年時点よりは大幅な改善が見られますが、歯科先進国に比べると差がある状況です。
歯科検診を受診している者の
割合、性・年齢階級別
この1年間に歯科検診を受診した人は、全体で 58.0%になりました。年齢や性別によって割合に差が大きくありますが、歯科先進国のスウェーデンやアメリカが70%以上の歯科検診受診率であることを比較すると日本はまだ伸びしろがあるといえると思います。

PREVENTION PROGRAM うえはら歯科の予防プログラム
虫歯・歯周病など悪くなってから歯医者に来るのではなく、虫歯・歯周病など悪くなる前から予防するということを当院では大事にしています。
人によって症状もばらばらでその人の症状に合わせた予防が必要だと考えております。そのため、当院ではしっかりと患者様の症状を検査し、それに伴う予防プログラム(メンテナンス)をご提供することに努めています。
お口全体のバランスを考えた予防歯科のご提案
当院ではどんな症状でも対応できるよう、メンテナンスのメニューを複数用意しています。虫歯になりやすい人・歯周病の疑いがある方なの人それぞれ違うので、その人にあったメンテナンスを提案させて頂いております。また、近年の研究で不正な歯並びや口腔機能低下(咀嚼機能低下、舌圧低下など)が歯周病の予防や全身の健康にとって悪影響があるとわかってきました。当院ではそれらを改善・治療することも予防の一つとしてご提案します。
徹底したお口の検査
口腔内検査
現状の口腔内を視診で確認していきます。むし歯・被せ物・噛み合わせの状況を確認していきます。
唾液検査
唾液から虫歯や歯周病リスクを細かく分析します。
口腔内写真撮影
現状の状況を写真におさめ、経過を確認していきます。
レントゲン検査
レントゲン撮影することで、肉眼では確認できない歯の根の状況などを検査していきます。
生活習慣などの問診
歯磨き・食事の習慣などを確認させて頂きます。
歯周病検査
歯周ポケット・歯周病菌検査を調べ、進行を検査します。
予防プログラム
スケーリング
歯の表面にできた歯石(歯ブラシでは落とせない)をスケーラーという専用器具で除去します。
PMTC
細かい粒子が入ったエアフローによるクリーニングです。通常のクリーニングより歯の着色がとれやすく、痛みも感じないという特徴があります。
歯磨き指導
お家で患者様が適切に毎日歯磨きするということも予防にとって重要です。歯科衛生士が一人ひとりに合った歯磨きのポイントやケアグッズのご提案をします。

PREVENTIVE DENTISTRY 担当歯科衛生士制で
予防歯科に取り組みます
当院では患者様を担当制で実施しております。担当制になることで、より担当した患者様の口腔内の状況を把握し、定期的に管理出来ます。口腔内の経過を知っているか知っていないかでは大きな違いがあります。
当院では患者様のより良い口腔内の管理と予防ができるよう努めています。
寝たきり防止のための
オーラルフレイル予防に
力を入れています
最近、オーラルフレイルという言葉が主流になってきています。オーラル(口腔)フレイル(虚弱)とは、健常高齢者と要介護状態の中間に位置し、オーラルフレイル予防をすることで、要介護状態を防ぎ、常に良い口腔内の状況を維持します。
歯があることがすなわち、食べられるということではないのです。食べ物を噛んだり、食べ物を飲み込んだり、発話したりする日常の様々なお口にまつわる動作は、お口の機能が衰えず税上に機能することで成立します。逆に言えば、お口の機能低下(オーラルフレイル)があることで様々な健康への害が訪れやすくなるのです。
以下のようなお悩み事がある方は、お口の機能が衰えているかもしれません。
CHECK LIST お口の機能
チェックリスト

半年前と比べてかたい食べ物が食べにくくなった
食べ物を飲み込むときによくむせることがある
口臭があるといわれた
人から何度も言葉を聞き返されることがある
当院では、オーラルフレイル予防を重視し、取り組んでいます。
定期メンテナンスの際に、口腔機能の検査、口腔機能のトレーニング・体操なども実施しています。オーラルフレイルが確認される対象の方には口腔機能の管理を実施し、継続的にオーラルフレイルの改善に取り組んでいます。
お口の機能検査
口腔衛生状態
舌苔(ぜったい)という舌の汚れを中心にお口の衛生状態を診断します
咬合力
歯の本数などから噛む力を診断します
嚥下機能
問診などをおこなうことで食べ物の飲み込みの力を診断します
舌圧
舌の力が弱まると飲み込みやお口全体の機能低下の原因になります。機器を使って舌圧を調べます
妊産婦歯科検診(マタニティ歯科)の重要性
当院は、妊娠中や産後の方を対象とした「妊婦歯科健診」の実施協力医療機関です。妊娠中は特に、歯周病になりやすいためこの時期にしっかりと歯医者さんでお口の検診をして、異常があれば早期に治療を行うことが生まれてくる赤ちゃんの健康を守ることに繋がります。

妊産婦期はお口の環境が
変化しやすい
「妊娠性歯肉炎のリスク大」
PREGNANCY GINGIVITIS
ホルモンバランスの変化により、
唾液の分泌量が減る・酸性の唾液になる食事回数が増加したり食べる時間が不規則になり、
口腔内のバランスがとりにくくなるつわりや体調変化で歯磨きができない生活になることがある
このように妊娠中はホルモンバランスの変化やつわりなどで、オーラルケアが不十分になりやすくむし歯や歯周病のリスクが高くなる時期となります。
さらに、妊娠中の女性ホルモンに反応する歯周病菌がいるため歯肉の腫れ・出血がおきやすくなる(妊娠性歯肉炎)のです。
1996年のアメリカで行われた研究結果によると、妊娠中の歯周病は早産リスク・低体重児出産のリスクを7倍にも高めるといわれています。
出産時のリスクを減らすためにも、妊娠中の歯周病は放置せず治療をすることをおすすめします。
DENTAL TREATMENT DURING PREGNANCY 妊娠中の
歯科治療について
POINT 治療はなるべく安定期である
妊娠
中期(16~27週)に受けましょう!妊娠初期や臨月は治療を受けられないというわけではありませんが、できるだけ避ける方がいいでしょう。安定期のうちに積極的に治療を進め、出産前には治療を終えるのがベストです。(親知らずを抜くなどの処置は産後をおすすめします。)
POINT 産婦人科の先生に
相談しておきましょう歯の治療が必要になった場合は、事前にかかりつけの産婦人科医に相談しましょう。
治療を受ける時期や注意点などをアドバイスしてもらえます。
DENTAL CHECKUP 妊産婦歯科検診受診時の
持ち物

妊婦歯科健康診査受診券
母子健康手帳
健康保険証
呉市に住民票のある妊婦さんであれば、当院で1回目の検診は無料で受けられます。