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🍲共感のレシピ――目黒蓮さんの「すき焼きCM」に学ぶ、人の心をあたためるNLP心理学

1.すき焼きの湯気に込められた“共感”の温度

 

みなさんこんにちは!お口の健康から全身の健康を創造する医療法人ユナイテッド理事長上原亮です。

本日はすき焼きのCMとNLP心理学についてお話しします。

 

今朝TIMEというニュース番組を見ていると、Snow Manの目黒蓮さんが出演するキッコーマンの「すき焼き」CMを見て、胸がじんと温かくなりました。

目黒蓮さんはナレーションだけですが、すき焼きの様子、静かに流れる空気、そして、ことば以上に伝わる“ぬくもり”。

私はその光景に、**NLP心理学(神経言語プログラミング)**の本質を感じました

キッコーマンHPより

目黒蓮流すき焼き(キッコーマンHP))



すき焼きのように、人の心も「温度」が大切。火加減ひとつで、味も、関係性も変わります。

キッコーマンHPより


2.リチャード・バンドラーが見つけた“人の心のプログラム”

NLP心理学は、1970年代にアメリカの心理学者リチャード・バンドラー(Richard Bandler)と言語学者ジョン・グリンダー(John Grinder)によって体系化されました。

彼らは、当時世界的に有名だった3人の天才セラピスト――

催眠療法のミルトン・エリクソン、家族療法のバージニア・サティア、ゲシュタルト療法のフリッツ・パールズ――に共通する言葉と行動のパターンを徹底分析しました。

「人は何を話すかより、どのように話すかで変わる。」

その研究は、やがてベトナム戦争帰還兵のトラウマ治療へと応用され、ペンタゴン(米国防総省)が国費を投じてPTSD対策として導入したことで、NLP心理学は一気に世界に広まりました。


3.“ミラーリング”と“ペーシング”――言葉の火加減を合わせる

NLP心理学の代表的な技法のひとつが「ミラーリング」と「ペーシング」です。

これは、相手の呼吸・姿勢・声のトーン・スピードなどを自然に合わせることで、無意識の安心感を生む方法です。

たとえば、患者さんが「この治療、少し怖いんです」と話すとき、

ただ「大丈夫ですよ」と言うだけではなく、同じスピードで、似たトーンで、穏やかに返す

この“合わせる”という行為が、心の扉を開き、信頼関係(ラポール)を築きます。

言葉には「温度」があり、NLPはその温度を整える“心理のコンロ”のようなものです。


4.私はNLP資格保持者として、スタッフ教育にも応用しています

私は理事長としての臨床経験に加え、NLP心理学の資格も取得しています。中井塾という中井隆栄先生の経営塾で学んだ時に、たかさんというNLPトレーナーのところにNLPを学びに行きました。

この学びを医院経営とスタッフ教育に活かしています。

たとえば、衛生士がスケーリング中に患者さんの呼吸リズムを感じ取りながら声をかける。

受付スタッフが初診の方の緊張した表情を見て、少し柔らかいトーンで「お待たせしました」と声をかける。

これらはすべて、無意識下のペーシング・ミラーリングです。

スタッフミーティングでは、「共感の呼吸を合わせよう」というテーマで、実際にロールプレイを行うこともあります。

すると、スタッフの声のトーンや姿勢が柔らかくなり、患者さんから「ここの医院は落ち着く」と言われるようになるのです。


5.“すき焼き”と“ラポール”の共通点

すき焼きの味は、肉や野菜、割り下のバランス――“火加減”によって変わります。

強すぎても、弱すぎても、旨味は逃げてしまう。

人間関係も同じです。

共感の火加減を見極めることで、信頼という“旨味”が生まれます。

目黒蓮さんの柔らかな表情が、その絶妙な火加減を体現していました。


6.お口の健康も、心の健康も“調和”から生まれる

医療法人ユナイテッドうえはら歯科では、「お口の健康から全身の健康を創造する」ことを理念としています。

しかし、健康の根源には心の調和があります。

患者さんが「ここなら安心できる」と感じる、その瞬間こそが、治療の第一歩です。

NLP心理学を学び、共感の力を信じる私は、これからも「温もりの医療」をスタッフと共に育てていきたいと思います。

すき焼きの湯気のように、あたたかく、静かに。

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