2026歯科保険改正シリーズ③ 口腔機能検査歯科保険改正2026|口腔機能検査が重要になる理由を歯科医が解説
―「飲み込み」「滑舌」「噛む力」を守る歯科医療へ―
みなさんこんにちは!
お口の健康から全身の健康を創造する医療法人ユナイテッド理事長 上原亮です。
前回のブログでは、2026年の歯科保険改正で注目されている
**SPT(歯周病安定期治療)やP重防(歯周病重症化予防)**について解説しました。
歯科医療は今、
「治療の歯科」から「管理と予防の歯科」へ
大きく変化しています。
そして今回の改正でもう一つ重要になるのが
口腔機能の検査と管理
です。
キーワードは
口腔機能低下症
舌圧(舌の力)
咀嚼(噛む力)
誤嚥性肺炎
です。
患者さんにわかりやすく言えば
「飲み込み」「滑舌」「噛む力」
を守る歯科医療です。
口腔機能低下症とは?
口腔機能低下症とは、
加齢や生活習慣などによって
噛む力
飲み込む力
舌の動き
発音
などの口の機能が低下してしまう状態です。
日本では現在、
高齢者の約半数に口腔機能低下がある
とも言われています。
症状としては
食事に時間がかかる
むせやすい
滑舌が悪くなる
固いものが食べにくい
などがあります。
多くの方が
「年齢のせい」
と思ってしまいますが、
実はこれらは
医学的に改善できる場合が多い
のです。
舌圧(舌の力)が健康を左右する
最近の歯科医療で特に注目されているのが
舌圧(ぜつあつ)
です。
舌圧とは
舌が押す力
のことです。
舌の力は
食べ物を飲み込む
発音する
口の中をきれいにする
など、重要な役割を担っています。
しかし加齢や筋力低下によって
舌の力が弱くなると
飲み込みにくい
むせる
食事量が減る
といった問題が起こります。
そのため歯科では
舌圧検査
という検査を行うことがあります。
これは専用の機器で
舌の力を数値で測定する検査
です。
血圧測定のように
口の機能を客観的に評価することができます。
咀嚼(噛む力)は健康寿命と関係する
「よく噛むこと」は昔から大切と言われてきました。
実際に研究でも
噛む力が強い人ほど健康寿命が長い
というデータがあります。
噛む力が低下すると
食事内容が偏る
栄養状態が悪くなる
筋力低下
フレイル(虚弱)
につながります。
また噛む刺激は
脳への刺激
にもなります。
つまり
噛むことは脳の健康にも関係している
のです。
そのため最近では
歯科医療の役割として
噛める口を守ること
がますます重要になっています。
誤嚥性肺炎を防ぐ歯科医療
高齢者医療で大きな問題となっているのが
誤嚥性肺炎
です。
誤嚥とは
食べ物や唾液が
誤って気管に入ってしまうことです。
日本では
肺炎は高齢者の死亡原因の上位にあり、
その多くが
誤嚥性肺炎
と言われています。
誤嚥性肺炎は
飲み込みの機能低下
口腔内細菌の増加
によって起こります。
つまり
口の機能と口腔ケアの両方が重要
なのです。
歯科医院での
口腔機能検査
口腔ケア
咀嚼機能の改善
は
誤嚥性肺炎の予防にもつながります。
歯科医療は「命を守る医療」へ
歯科というと
むし歯や歯周病の治療を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし現在の歯科医療は
命を守る医療
へと広がっています。
歯周病管理
口腔機能管理
誤嚥性肺炎予防
これらはすべて
健康寿命に直結する医療
です。
2026年の歯科保険改正でも
こうした
口腔機能の検査と管理
がより重要になっていくと考えられます。
まとめ
口腔機能を守るためには
飲み込み
滑舌
噛む力
を定期的にチェックすることが大切です。
お口の健康は
全身の健康
につながっています。
「最近むせやすい」
「食事に時間がかかる」
「滑舌が悪くなった」
と感じる方は、
口腔機能の低下が始まっている可能性があります。
当院では
口腔機能検査や予防歯科
にも力を入れています。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
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きょうもご覧いただきありがとうございました!
監修:うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科
院長 上原 亮
<出身大学>
広島大学歯学部
ジョージア医科大学
<所属学会・取得資格>
広島大学歯学部非常勤講師
日本口腔インプラント学会指定研修施設臨床器材研究所インプラント 講師
AICオステムインプラント インストラクター
インビザラインプラチナプロバイダー
日本臨床歯周病学会会員
訪問歯科協会 認定医
老年歯科学会 会員
CADCAM学会 会員
国際歯周内科学研究会 会員
MID-G 会員