江戸の超人はビタミンを知っていた?飛脚と新選組を支えた「玄米×味噌汁」最強の栄養学
みなさんこんにちは!お口の健康から全身の健康を創造する医療法人ユナイテッド理事長上原亮です。
「スタミナをつけるなら、やっぱり肉だよね!」と思っていませんか? 実は、日本の歴史を紐解くと、現代の常識を覆すような驚きの事実が見えてきます。
今回は、幕末を駆け抜けた新選組、そして1日170km(フルマラソン約4回分!)を走破した超人・飛脚の食事から、私たちの体に本当に必要な栄養学について考えてみましょう。
私も主食は玄米なんです。白米美味しいけどね…。
1. ドイツ人医師ベルツを驚かせた「飛脚のエネルギー」
明治時代、お雇い外国人として来日したドイツ人医師エルヴィン・フォン・ベルツは、ある実験を行いました。当時の日本の「飛脚」が、東京〜日光間(約110km)をわずか14時間で走り抜ける姿を見て、その超人的な持久力に驚愕したのです。
ベルツはこう考えました。 「こんなに過酷な仕事をするなら、もっと肉などのタンパク質を摂らせれば、さらに能力が上がるはずだ」
そこで彼は、飛脚に栄養価の高い肉料理を与え続けました。しかし、結果は意外なものでした。肉を食べ始めた飛脚は、**「体が重くて走れない」「すぐに疲れてしまう」**と訴え、以前のようなパフォーマンスが出せなくなってしまったのです。
結局、彼らが元の「玄米・味噌・漬物」という質素な食事に戻すと、再び驚異的なスピードで走り始めました。このエピソードは、日本人の体質とエネルギー代謝の深いつながりを示しています。
2. 新選組の強さを支えた「完全栄養食」
新選組の大使たちも、実は非常に質素な食事で最強の体を作っていました。 基本は**「玄米・味噌汁・漬物」**。現代人から見れば貧相に思えるメニューですが、これこそが理にかなった「完全栄養食」だったのです。
なぜ玄米と味噌汁なのか?
玄米(ビタミンB1の宝庫): 現代の白米は、精米の過程で最も重要な栄養素である「ぬか」を削ぎ落としています。玄米には白米の約8倍のビタミンB1が含まれています[00:02:44]。
味噌汁(畑の肉): 味噌の原料である大豆は、発酵することでアミノ酸の吸収率が劇的に上がります。筋肉の修復に欠かせない必須アミノ酸をバランスよく含んでおり、まさに「飲むプロテイン」でした[00:07:23]。
3. 「江戸患い」とビタミンB1の秘密
江戸時代、ステータスの象徴として「白米」を食べる習慣が広まると、武士たちの間で**「江戸患い(脚気)」という謎の病が流行しました[00:01:44]。足がふらつき、最悪の場合は心不全で死に至るこの病は、現代で言うビタミンB1欠乏症**です。
ビタミンB1は、炭水化物(糖質)をエネルギーに変える「着火剤」のような役割をします。白米ばかり食べてビタミンB1が不足すると、どれだけお米を食べてもエネルギーにならず、乳酸などの疲労物質が溜まってしまうのです。
新選組や飛脚が玄米を食べていたのは、激しい稽古や長距離走に必要な「エネルギーへの変換効率」を、経験的に知っていたからかもしれません。
昨年の大河ドラマ蔦重 でも死因は脚気でした。なるほど歴史ミステリーより
4. 現代に活かす!新・栄養学のヒント
現代の私たちは、肉も魚も自由に食べられます。しかし、加工食品や白米中心の生活で、実は「現代版・江戸患い」に近い状態(慢性的なビタミンB1不足)になっている人が多いと言われています。
ブログを読んでいる皆さんに提案したい、現代風の取り入れ方はこちら!
「主食に色をつける」: 毎日玄米は大変でも、白米に麦や雑穀を混ぜるだけでビタミンB1や食物繊維がアップします。
「朝の一杯の味噌汁」: 発酵食品である味噌は、腸内環境を整え、免疫力を高めます[00:09:21]。
「肉より豚肉?」: もし肉を食べるなら、ビタミンB1が牛肉の10倍含まれる「豚肉」がおすすめ。実は新選組も、医師・松本良順の勧めで、疲労回復のために豚肉を食べていた記録があります[00:14:53]。
まとめ:歴史が教える「本当の豊かさ」
飛脚が肉を食べて走れなくなったのは、当時の日本人が穀物中心の生活に特化した「低燃費かつ高効率なエネルギー代謝」を持っていたからだと言われています。
飽食の時代だからこそ、新選組や飛脚が大切にしていた**「玄米・味噌・ビタミン」**の力を再確認してみてはいかがでしょうか? あなたのパフォーマンスを劇的に変えるヒントは、意外にも150年前の食卓に隠されているかもしれません。
参考動画:

