ゴルフで健康寿命を伸ばす|フレイル・サルコペニア予防は「適度な運動」と「咬める口」から
ゴルフは「遊び」じゃない。「健康投資」だ。
みなさんこんにちは。お口の健康から全身の健康を創造する、医療法人ユナイテッド理事長の上原亮です。
私はゴルフが大好きで、ラウンドに出ると(スコアはさておき…いや、そこも大事ですが笑)、身体も心も“整う”感覚があります。
ゴルフの良いところは、単なる運動ではなく、**「続けやすい」**こと。
フレイル予防やサルコペニア予防で一番大切なのは、派手な筋トレよりも「継続」です。ジム通いが続かない方でも、ゴルフは続く。これ、健康づくりではかなり強い武器です。
フレイルとサルコペニアは「気づかないうちに進む」
フレイルは、健康と要介護のあいだの“ゆらぎ”の状態。
サルコペニアは筋肉量や筋力の低下で、転倒・骨折・寝たきりのリスクを上げます。
怖いのは、どちらも初期は「ちょっと疲れやすい」「歩くのが遅くなった気がする」程度で、本人が見過ごしやすいことです。
ここでゴルフ。
ゴルフは、歩行・バランス・下肢筋力・体幹回旋・集中力を、わりと自然に使います。さらに仲間と回ることで社会参加にもなる。フレイル対策でよく言われる **“運動・栄養・社会参加”**のうち、ゴルフは運動と社会参加を同時に満たしやすいんです。
エビデンス的にも「運動はフレイルを改善しうる」
研究では、身体活動(運動)によってフレイルの頻度や重症度が下がる可能性が示されています。
また、多要素(筋力+バランス+歩行など)の運動は、フレイル状態の改善や身体機能(歩行速度、筋力、バランスなど)の向上に有効という報告がまとまっています。
さらに、個別に組まれた多要素運動で、フレイルが“戻る(可逆的に改善する)”ことを示した研究もあります。
ゴルフは競技としての側面もありますが、健康目的なら結論はシンプル。
**「頑張りすぎない」「でも、やめない」**が最強です。
そして本題:フレイル予防は“口”から崩れる
ここからが歯科の出番です。
フレイル/サルコペニア予防というと、筋トレやタンパク質の話が目立ちます。でも実は、その前に落とし穴があります。
それが、オーラルフレイル。
噛みにくい、飲み込みにくい、滑舌が落ちた、口が乾く、食べこぼす…こうした軽い口腔機能低下が重なると、
食事量が減る(特にタンパク質)
栄養状態が落ちる
筋肉が減る
活動量が下がる
フレイルが進む
という“負のループ”に入りやすい。
柏スタディのデータを用いた研究では、オーラルフレイルが身体的フレイルや死亡リスクに関連することが報告されています(著者に東大の飯島勝矢先生が含まれます)。
つまり、フレイル対策は「歩く」だけでは片手落ちで、**“噛める・飲める・食べられる”**が土台になる、ということです。
ゴルフの健康効果を最大化する「口×運動」戦略
健康目的でゴルフを続けるなら、私のおすすめはこの2本柱です。
1)適度な運動(=ゴルフ+軽い筋トレ)
ラウンドや練習で歩く
週2回だけでも、下肢・体幹を“軽く”刺激(スクワット、カーフレイズ、プランクなど)
運動のポイントは「フォームより継続」。スコアより継続(いや、スコアも…笑)。
2)オーラルフレイル予防(=歯周病管理+口腔機能の維持)
歯周病のコントロール
咀嚼機能の維持(噛めないを放置しない)
定期メンテナンスで“炎症を沈める”
歯周病は静かに進みます。口の中の炎症が続けば、食事の質も落ち、全身の健康づくりにブレーキがかかります。
結論:フレイル予防の正解は「適度な運動+オーラルフレイル予防」
フレイルやサルコペニアは、年齢のせいではなく“生活の変化”で進みます。
だからこそ、対策も生活の中に埋め込むのが一番強い。
ゴルフで身体と社会性を動かす。
口腔を整えて、栄養と筋肉を守る。
この両輪が回ると、健康寿命はぐっと伸びやすくなります。
今日もナイスショットを狙いつつ、まずは“噛める口”と“動ける脚”を育てていきましょう。
健康は、18ホールの積み重ねみたいなものです。たまにOBが出ても、次の一打で立て直せばいいんです。
引用用:論文(運動3本+オーラルフレイル1本)
フレイル予防の運動エビデンス(3本)
Cesari M, et al. Physical Activity Intervention to Treat Frailty in Older Persons (LIFE Study).(ランダム化比較試験)J Gerontol A Biol Sci Med Sci. 2015(PMCID: PMC4311184)
Tarazona-Santabalbina FJ, et al. A Multicomponent Exercise Intervention that Reverses Frailty and Improves Physical Function… J Am Med Dir Assoc (JAMDA). 2016(PDF)
Yang X, et al. Effects of multicomponent exercise on frailty status and physical function in older adults: meta-analysis. Experimental Gerontology. 2024
オーラルフレイルがフレイルにつながる(東大・飯島勝矢先生関連)
Tanaka T, et al. Oral Frailty as a Risk Factor for Physical Frailty and Mortality in Community-Dwelling Elderly. J Gerontol A Biol Sci Med Sci. 2018;73(12):1661–1667.(著者に Iijima K(飯島勝矢先生) を含む/柏スタディ)
口腔機能低下症の検査は保険適応になってます。
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