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歴史に学ぶ糖尿病と歯周病──藤原道長の病と現代の患者さんの物語

みなさんこんにちは!

「お口の健康から全身の健康を創造する」

広島県呉市 医療法人ユナイテッドうえはら歯科 の上原です。

私は大河ドラマの大ファンで毎年見てます。昨年の「光る君」

主人公の紫式部は吉高由里子さん、藤原道長は柄本佑 さんでしたね?

今日は、平安時代の権力者 藤原道長 を題材にしつつ、現代の患者さんの体験談を交えて「糖尿病と歯周病」の深い関係についてお話しします。歴史と現代医療を重ね合わせることで、皆さまの健康づくりに役立つヒントをお届けできればと思います。


栄華を極めた藤原道長と「我が世」

「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」

この歌は、平安時代の藤原道長が権力の絶頂で詠んだ有名な和歌です。五男として生まれながらも、兄たちの死や政敵の失脚を経て家督を継ぎ、右大臣、左大臣、太政大臣と出世。三人の娘を天皇の后に迎え、紫式部に『源氏物語』を書かせるほどの文化的後ろ盾を持ちました。

しかし、その華やかな表舞台の裏で、晩年の道長は病に苦しみました。


『小右記』に記された病状──糖尿病の影

歴史書『小右記』には、道長が晩年に

  • のどの渇きで水を大量に飲む

  • 著しい体重減少

  • 背中に大きな腫瘍

  • 視力低下

といった症状に悩まされていたことが記録されています。

現代医学的にみれば、これは 糖尿病 に典型的な症状です。

糖尿病は放置すれば、網膜症・腎症・神経障害という三大合併症に加え、心筋梗塞や脳梗塞をも引き起こす恐ろしい病気です。

そして実は、歯周病との深いつながり もあります。


糖尿病と歯周病は「双方向の悪循環」

糖尿病があると免疫力が低下し、歯周病が悪化しやすくなります。

逆に、歯周病の炎症が全身に悪影響を及ぼし、血糖コントロールを悪化させます。

つまり両者は「どちらかが悪化すると、もう一方も悪化する」という双方向の関係なのです。

実際、歯周病治療を行うとHbA1cが0.4〜0.6改善した という研究報告もあります。


現代の患者さんの体験談──HbA1cが改善したケース

ここで、当院に通われている患者さん(仮名:佐藤さん)の体験をご紹介します。

佐藤さん(60代・呉市在住・男性)

数年前に糖尿病と診断され、内科で内服治療を受けていました。HbA1cはずっと8.2前後で推移し、悪化傾向にあるため主治医から「これ以上は注射が必要」と言われていました。

同時に、歯ぐきの腫れや出血、口臭にも悩んでおり、家族に勧められて当院を受診。歯周検査をすると、歯周ポケットが深く、レントゲンでも骨の吸収が認められる状態でした。

治療は

  • 専門衛生士による徹底的な歯石除去

  • 歯周治療

  • 自宅での歯みがき指導

を6か月間行いました。

うえはら歯科 歯周病治療 歯周病SPT

うえはら歯科での歯周病治療はこちらをクリック

その後、再び内科で検査すると、HbA1cが 7.4に改善。主治医も「歯の治療でここまで変わるとは驚きだ」とコメントされました。

佐藤さん自身も「歯ぐきの出血が減って食事が楽になり、体も少し軽く感じる」と笑顔を見せてくれました。

さらに食事療法・運動療法もよりよい方向になり、体形もシュッとされてきました!

嬉しいですね!!

内科の先生はうちに患者さんを紹介してくださり、当院からも内科の先生に紹介させていただく、医科歯科連携ですね~


道長の時代にもし歯科があったら?

もし藤原道長が現代に生きていたら、きっと糖尿病と歯周病の悪循環に苦しむことなく、HbA1c改善を目指す歯科治療を受けていたかもしれません。

「欠けたることのない」満月のような権力を誇った道長ですが、体の健康には「大きな欠け」があったのです。

歴史を振り返ると、現代の私たちが健康を守るために「何を優先すべきか」が見えてきます。


呉市・焼山・熊野・矢野での糖尿病+歯周病ケア

当院では、

が在籍し、薬とクリーニングを組み合わせた 歯周内科治療 を実践しています。

呉市・焼山・熊野・矢野地域からも、多くの患者さんが「糖尿病の血糖コントロールをよくしたい」「歯周病を根本から治したい」と来院されています。


まとめ──歴史の教訓をあなたの未来へ

藤原道長は62歳でその生涯を閉じました。

もし現代医療があれば、糖尿病と歯周病のコントロールにより、もっと長く健康に過ごせたかもしれません。

現代に生きる私たちは、道長のように病に苦しむ必要はありません。

「お口の健康を守ることが、全身の健康を守る第一歩」

これが歴史から学ぶ最大の教訓です。

呉市・焼山・熊野・矢野にお住まいの皆さま、ぜひ一度「歯周病チェック」を受けてみてください。糖尿病の治療中の方、HbA1cが思うように下がらない方にとって、歯科治療は未来を変えるきっかけになります。

うえはら歯科では歯周病の治療を担う歯科衛生士を募集しています。

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