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お口の健康が全身を守る。歯垢がつかず身体に優しい「ジルコニアインプラント」へ

みなさんこんにちは!お口の健康から全身の健康を創造する医療法人ユナイテッド理事長上原亮です。

本日は、当院が次世代の歯科治療として力を入れている「ジルコニアインプラント」について、私の新たな挑戦と共にお話ししたいと思います。


5年前のスイス、そして「SDSインプラント」との出会い

私が「真に身体に優しいインプラント」を求めて辿り着いた答えの一つが、ジルコニアという素材でした。今から5年前、私はその最先端の技術を習得するため、スイスのクロイツリンゲンへと向かいました。

そこで学んだのは、SDS(Swiss Dental Solutions)インプラントです。

SDSインプラント

バイオロジカルな歯科治療の先駆者であるDr.ボルツ(Dr. Ulrich Volz)が開発したこのシステムに深く感銘を受け、より正確に日本の患者様へ提供したいという想いから、2年連続でスイスまで足を運び、研鑽を積んできました。

しかし、医療の世界には「国境の壁」が存在します。非常に優れたSDSインプラントですが、輸出規制などの諸事情により、日本国内で安定して提供し続けることが困難な状況となりました。

新たな決断:Z-Systems(Zシステム)への移行

「良いものだと分かっているのに、提供できないもどかしさ」。そんな葛藤の中、私は次なるステップを決断しました。それが、世界的に高いシェアと信頼を誇るジルコニアインプラントシステム、**「Z-Systems(Zシステム)」**の導入です。

Zシステム

実は、今回導入するZシステムは、かつて私が師事したDr.ボルツが開発に深く関わっていたシステムでもあります。Dr.ボルツはその後、自身の理想を追求するために独立しSDSブランドを立ち上げましたが、Zシステムはその根幹となる哲学を共有しています。

そのため、私にとっては非常に理解しやすく、これまでのSDSでの経験をそのまま活かすことができる「正統進化」とも言える選択なのです。この技術を完璧なものにするため、私は改めて東京で開催されるZシステムの受講セミナーへと向かいます。


5,000本の実績、そしてさらなる進化へ

私はこれまでインプラント専門医として、累積5,000本以上の埋入手術を行ってまいりました。しかし、現状に満足することはありません。今回のように扱うインプラントのバリエーションを増やす理由は、一人ひとりの患者様に最適な「選択肢」を提示したいからです。

当院インプラントサイト

インプラント治療において、**「他院で骨がないからと断られた」**という方が当院には多くいらっしゃいます。 私は専門医として、難症例に対する知見を深め、扱うシステムを増やすことで、そうした方々にも「諦めなくていい」と言える環境を整えています。骨が少ない場合でも、適切な素材と技術を組み合わせることで、安全に噛める喜びを取り戻すことが可能です。


なぜ、今「ジルコニア」なのか?

現在、世界の主流はチタン製ですが、なぜ私たちがコストをかけてまでジルコニアにこだわるのか。そこには明確な利点があります。

1. 金属アレルギーからの解放

100%メタルフリーであるジルコニアは、身体に異物を入れたくないという患者様にとって究極の選択肢となります。

2. 驚異的な「汚れのつきにくさ」

ジルコニアはチタンに比べて歯垢(プラーク)がほとんど付着しません。 インプラントの最大の敵である「インプラント周囲炎」のリスクを劇的に下げることができます。

3. バイオロジカルな親和性

歯肉との親和性が非常に高く、見た目も天然の歯のように美しく仕上がります。

1. Alaki et al. 2020 — ランダム化臨床試験:乳前歯に対するジルコニアクラウン vs ストリップクラウン

タイトル(PubMed): Comparing zirconia to anterior strip crowns in primary anterior teeth in children: a randomized clinical trial

Journal: BMC Oral Health. 2020;20(1):313.

概要:

乳前歯修復において、ジルコニアクラウン群はストリップクラウンと比較して、プラーク蓄積が統計的に有意に少ないことが報告されています(全フォローアップ期間でp < 0.001)。また、歯肉出血も有意に低く、ジルコニアの歯垢付着の少なさが臨床的に示されました。

👉 引用ポイント(英語/論文要旨)

  • Zirconia crowns showed significantly less plaque accumulation at all follow-up visits (p < 0.001).


2. Nakamura et al. 2010 — ジルコニアアバットメントに関するシステマティックレビュー

タイトル: Zirconia as a dental implant abutment material: A systematic review

Journal: International Journal of Prosthodontics. 2010;23(4):299–309.

概要:

複数の臨床研究をまとめたレビューで、ジルコニア表面はチタンと比較して初期のプラーク付着が少ない傾向があることが示され、材料として「早期プラーク保持が少ない」と評価されました。

👉 引用ポイント(英語/論文要旨)

  • Zirconia abutments may represent a material surface less attractive for early plaque retention compared to titanium.

(※レビュー論文ですが「プラーク蓄積」の生体影響を直接比較した論文も含むため、総合的エビデンスとして有用です。)


3. Pei & Chen 2023 — メタ解析:乳歯のジルコニアクラウン vs ステンレス鋼クラウン

タイトル: Comparison of periodontal health of primary teeth restored with zirconia and stainless steel crowns: A systematic review and meta-analysis

Journal: Journal of the Formosan Medical Association. 2023;122:148–156.

概要:

乳歯におけるジルコニアクラウンとステンレス鋼クラウンの比較メタ解析で、プラーク指数が有意に低い(標準化平均差 -4.51)と報告されています。

👉 引用ポイント(英語/論文要旨)

  • Meta-analysis showed a significantly lower plaque index on zirconia crowns compared with stainless steel crowns in primary teeth.



おわりに

ジルコニアインプラントは、従来のチタン製に比べてコストはかかります。しかし、「お口の健康から全身の健康を創造する」という理念において、このメタルフリーの選択は非常に大きな価値があると確信しています。

20年前にシカゴへ渡ったあの頃と同じ情熱で、これからも学び続け、広島の皆様に世界水準の歯科医療を届けてまいります。

骨がなくて悩んでいる方、金属アレルギーが心配な方、ぜひ一度ご相談ください。これからも進化し続ける上原亮とユナイテッドにご期待ください!

  • また当院は「ママとこどもの歯医者さん」グループに加盟しています。

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