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「理念か票か――立憲×公明“合従連衡”政治と、広島3区という実験場」

驚愕の新党結成――同床異夢は歴史の反復でしかないのか

 

みなさんこんにちは!お口の健康から全身の健康を創造する医療法人ユナイテッド理事長上原亮です。

今日は歯科関連ではなく、政治について思うことを書いてみます。

 

立憲民主党と公明党が新党結成で合意した――このニュースに接した瞬間、二度見ならぬ政治家の思考の回転の速さに思わず笑ってしまった。

理念の違いは支援基盤の違い。支援基盤の違いは政治行動の違い。これをどう整理したらいいのか…。

立憲と公明。選挙戦略という「短期最適」で手を結ぶその姿は、**「昨日の敵は今日の友」**を体現しているようにも見える。だが現実は、まずは互いの票と資源の結集が先決ということだろう。

政治は数の論理で動く――という厳しい現実を、今回の動きは改めて示している。

毎日新聞より


戦国の同盟と政治の連合――美談では済まされない

戦国時代を思い返してみよう。

織田信長と徳川家康。

武田・今川・北条の三国同盟。

これらの結びつきは外から見れば華やかに見えるが、内実は極めて打算的な戦略だった。

共通の敵が存在する間だけ強固だが、利害が離れれば即座に解消される。

今回の新党結成も、この戦国の同盟関係にとてもよく似ている。

つまり、目の前の選挙戦略という敵を見据えて手を結び、利がなくなれば再び別れるという論理である。

戦国武将は理想で刀を振るわなかった。

政治家も理想だけで票を集められないのが現実だ。


古中国のことわざに耳を傾ける

中国の故事に、こんな言葉がある。

「同床異夢(どうしょういむ)」

同じ寝床に入っていながら、見ている夢が全く違う――まさに今回の構想を言い表している。

舵取りの方向が違う政党同士が、短期戦略で結集する。美しくないわけではないが、どこか落ち着かない光景だ。

そしてもう一つ。

「合従連衡(がっしょうれんこう)」

戦国時代の中国では、敵に対抗するために連合を組み、不要になれば解体する外交戦略として使われた。

短期的には合理的だが、民衆から見れば説明がわかりにくく、信頼を削るリスクがある。

政治における最大のコストは「金」ではない。

それは信頼の摩耗である。


広島3区――政治戦略の最前線

ここで、私が個人的にも興味を持つ広島3区の構図を見てみよう。

広島3区は現在、公明党党首の議席を公明党が保持している。

前回の総選挙では、自民党はこの3区に候補者を立てずに比例区に回したという特殊な戦略を取った。これは、公明党支持基盤との暗黙の棲み分けであり、選挙協力の戦略的判断でもあった。

ただし、今回の情勢はそのまま縮小コピーとして見ることはできない。

立憲との新党結成の合意を受けて、この3区の戦い方がどう変わるかは見ものだ。

もし自民が再び候補を擁立するのか。

あるいは新党結成の流れの中で立憲との協調が見えるのか。

あるいは従来の支持基盤を守るために、別の戦略を採るのか。

広島3区は、まさに今の日本政治の流動性と戦略のせめぎ合いを体現する舞台となっている。


支持者はどこを見ているのか

政党というのは、本来は思想や価値観を共有する人々の集合体であるはずだ。

しかし、選挙戦略という短期的利益の前に、その価値観や理念が後景に置かれることがある。

今回の動きは、まさしくその典型だ。

そして支持者はどこを見ているのか――それは戦略か、それとも未来のビジョンか

「なぜこの組み合わせなのか」

「どんな社会を目指すのか」

「何を守り、何を捨てたのか」

これらが語られないまま、ただ票目当ての再編が進められるなら、政治への冷笑は増幅するだろう。


「変わること」と「ぶれること」の違い

変化は必ずしも悪ではない。

だが、変化と迎合、柔軟性と無節操は違う。

軸があるからこそ戦略が光るのであり、

軸がなければそれは漂流でしかない。

戦国の同盟が一時的なものであったように、

理念なき連合は歴史の脚注に過ぎない。


ぶれないものに残る信頼

どんな領域でも最終的に信頼されるのは、

「ここだけは絶対に譲らない」という明確な軸を持つ存在である。

診療でも教育でも政治でも同じだ。

ぶれない診療とは、患者の価値を守り続けることである。

ぶれない政治とは、選挙戦略ではなく、言葉と行動の一貫性である。

今回の新党構想、そして広島3区の動向。

どちらも、日本の政治がどこに向かっているのかを知るための、重要な観測点である。

冷静に、しかし鋭く見つめたい。

戦国の同盟が一時で終わったように、

今回の連合が本物のビジョンを描けるのか――

それは、これからの行動が証明する。

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