「師を離れ、自分を見つめる勇気」――六車日那乃プロと学びの循環 ゴルフと歯科、師弟の絆が教えてくれる“自立と再生”の物語。 | 呉市の歯医者さんなら うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科~ママとこどものはいしゃさん併設~
うえはら歯科ブログ BLOG

「師を離れ、自分を見つめる勇気」――六車日那乃プロと学びの循環  ゴルフと歯科、師弟の絆が教えてくれる“自立と再生”の物語。

六車日那乃プロ、QT突破おめでとう

――「あえて師を離れ、言霊で自分を解放した日」

みなさんこんにちは。

お口の健康から全身の健康を創造する

医療法人ユナイテッドうえはら歯科の上原亮です。

先日、女子ゴルフ界に嬉しいニュースが届きました。

五度目の挑戦でプロテストに合格した六車日那乃プロが、QTファイナル3日目に自己ベストともいえるラウンドを披露し、最終日9位となり2026年前半戦のレギュラーツアー参加資格を得ました。

私六車プロがアマチュアの時からずーと応援していました。うれしいなぁ!!!

スコアは9アンダー。初日93位。

崖っぷちからの猛チャージ。

それはまるで、重たい扉を自らの手で開けた瞬間のようでした。

ゴルフにおけるQTとは、プロゴルフツアーの翌年度出場資格を得るための選考会です。正式名称はクォリファイングトーナメント(Qualifying Tournament)で、シード権を持たない選手が参加し、成績に応じて出場優先順位が決定されます。


言葉が力を持つ瞬間 ― 「あそこに打つね」

今回の彼女の躍進には、ひとつの小さな習慣がありました。

それが「口に出して宣言する」という行為です。

キャディーさんに向かって「この木の左に打つね」「あのバンカーの上を狙うよ」と言葉にする。

ただそれだけ。

けれど、言葉にすることで、迷いという“ノイズ”が消える。(へっぽこゴルファーのワタシですが、六車プロの真似してみます!(笑))

彼女の言葉には「有言実行」の力が宿っていました。

私が敬愛する哲学者・中村天風もこう述べています。

「人の心は言葉に支配される。思うことを声に出した瞬間、それは現実になる力を持つ」

六車プロはまさにその境地にあったのだと思います。

「ここに打つ」と言葉に出すことで、身体と心がひとつになり、余計な恐れを手放した。

言霊がスイングを導いた瞬間です。


「恩師を離れる」決断

彼女の2025年は、挑戦と自立の年でもありました。

長年師事してきた辻村明志コーチのもとを一度離れ、あえて“自分と向き合う”ことを選んだのです。

「教わる」ことは大切ですが、学びには“離れる勇気”も必要です。

誰かの型の中にいるうちは、安全で心地よい。

でも、そこから一歩外に出たとき、はじめて「自分という存在の輪郭」が見えてくる。

六車プロはその孤独な道を恐れず、自分のプレーを一から見つめ直しました。

メモを取り、動画を見返し、試行錯誤の末に“自分で決める力”を磨いた。

そしてその結果が、今回のQTファイナルでの覚醒につながったのです。

JLPGA下部ツアーの賞金3位ですからね!明治ステップアップ賞金ランキング


歯科医療の現場でも同じことがある

この話を聞いて、私は自分自身の歩みを思い出しました。

若いころ、私にも師と仰ぐ恩師がいました。

治療の哲学、医院経営、人生観に至るまで多くを学ばせていただきました。

開業後もそういった学びのグループにいましたが、しかし、ある時期、私はあえてその環境を離れました。

自分自身の診療を見つめ直し、「自分はなぜ治療をするのか」「何を守りたいのか」を問う時間を持ちたかったからです。

その時、痛感したのは――

**「教わったことを離れて初めて、本当の学びが始まる」**ということでした。

自分の臨床哲学を持つとは、型を破ることではなく、

教えを自分の言葉と行動に置き換えること。

六車プロが「自分で考える」練習を始めたように、私もまた「自分の医療を構築する」時間を過ごしたのです。


新たな師との出会い、そして“教える立場”へ

やがて私は自らの道を歩きながら、

再び新たなインプラントの師匠と出会いました。

大阪SJCD講演会で衝撃を受けて、自らその師匠のセミナーを数多く受講し、そして数年後インストラクターに成らせていただきました。

当院のインプラントサイト



まさに、成長の第二章の始まりでした。

そして、時が経つにつれ、今度は私が“教える側”になりました。

勤務医たちに、臨床技術だけでなく、

患者さんに寄り添う心や、チームで働く喜びを伝える日々。

中には、私のもとを離れて独立し、

新たな恩師を見つけ、自分の医院を築いていく人もいます。

彼らの成長を見送る瞬間、

胸の奥にじんわりと温かいものが広がります。

それは、無上の喜びと呼ぶにふさわしい感情です。


言葉と行動で伝える「学びのリレー」

私が六車プロの“言霊”の話を聞いて感動したのは、

それが単なるメンタルテクニックではなく、

「自分を信じる言葉」を自分自身に送り続けた証だからです。

「ここに打つ」と言えば、体が応える。

「よくなれ」と願えば、患者さんの心に届く。

それが言葉の力。

言霊とは、単なる音ではなく、

“想い”そのものの振動なのです。

私の医院でも、スタッフが患者さんに「治りますように」と声をかけるとき、

その言葉には、温度と祈りが宿っています。

技術を超えた医療の原点が、そこにあると思います。


師を離れて気づく、「本当のつながり」

六車プロが辻村コーチから離れたことは、決して“縁を切った”のではありません。

むしろ、その一歩によって、彼女の中に師の教えが深く根づいたのです。

自分の足で歩くことで、師の言葉の意味がようやく血となり肉となる。

距離をとって初めて、感謝が生まれる。

それこそが、“真の継承”ではないでしょうか。

私もまた、勤務医たちが巣立つたびに、同じ思いを抱きます。

「もう教えることはない」と寂しさを覚えながらも、

彼らが新たな環境で輝く姿を見ると、

その背中に“学びのリレー”が続いていることを感じるのです。


結び ― 「自立の先にある、循環の美学」

六車プロのQT突破は、単なるスポーツニュースではなく、

“自立と再生”の物語でした。

師を離れ、言葉で自分を整え、

信念をもって挑む姿は、

私たち医療人にも深い示唆を与えてくれます。

私もまた、これからもスタッフたちに

「自分の言葉で考え、動く力」を伝えていきたい。

そして、彼らが次の世代を育てる日が来たら、

その時こそ本当の意味で、私の仕事が完成するのかもしれません。

六車日那乃プロ――

QT突破、本当におめでとうございます。

あなたの挑戦は、多くの人に勇気を与えています。

その“言霊のスイング”で、来季もどうか輝き続けてください。


💬あとがき

学びとは、「師について学び」「自ら気づき」「他者に伝える」――この循環の中で成熟していくものです。

ゴルフも、歯科も、人生も同じ。

“言葉を信じて行動する”その先に、真の自由と感謝が待っています。

うえはら歯科
ブログ
WEB予約 矯正相談 タップで
電話する