インプラント治療の期間はどのくらい?通院回数の目安と治療の流れを紹介
インプラント治療は、失った歯の機能や見た目を補うための治療法です。しかし、「どのくらいの期間がかかるのか」「通院は何回必要なのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。インプラントは外科的な処置を伴うため、他の治療に比べて期間や通院回数が長くなる傾向があります。
治療期間や通院回数は、お口の中の状態や骨の質・量などによって異なりますが、全体の流れを知っておくと、治療計画を立てやすくなります。
今回はインプラント治療の期間や通院回数の目安、そして治療の流れについて呉市の歯医者「うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科」が解説します。
1. インプラント治療の期間はどのくらい?一般的な目安を紹介
インプラント治療はいくつかの段階を踏みながら進めていくため、全体で数か月から1年ほどかかることが一般的です。治療の進み方は、骨の質や量、術後の治り方などによって異なります。
①全体の治療期間の目安
健康な骨が十分にある場合は、約4〜6か月で治療が終了することがあります。一方で、骨の再生治療(骨造成)を併用する場合は、骨の安定を待つ時間が必要なため、8か月〜1年ほどかかることがあります。
➁上あごと下あごの違い
上あごの骨はやわらかく結合に時間がかかる傾向があり、3〜6か月程度の治癒期間を設けることがあります。一方、下あごは比較的しっかりしているため、2〜4か月ほどで安定することが一般的です。
➂治療法による違い
1本だけの埋入と複数本の同時埋入では、治り方に差があります。また、抜歯した部位にすぐ埋入する「即時埋入法」の場合は、治療期間が短くなる場合もあります。
④骨造成を行う場合
骨が不足している場合には、人工の骨や自家骨を用いて補う処置を行います。この骨が定着するまで3〜6か月程度かかり、全体の治療期間が長くなることもあります。
⑤治療後の安定期間
インプラントを埋めた後は、骨と結合する「オッセオインテグレーション」という期間を設けます。この安定期間を確保することで、人工歯を長期的に支えられる土台が整います。
インプラント治療では、手術の時間よりも「骨が安定するまでの時間」がかかるのが特徴です。焦らずに経過を見守ることが大切です。
2. インプラント治療の通院回数と治療内容
抜歯後に歯ぐきと骨の治癒が完了している場合、インプラント治療は比較的スムーズに進行します。通院回数の目安は全体で6〜10回程度です。以下に主な流れを整理します。
①初診・検査(1〜2回)
まずカウンセリングを行い、レントゲンやCT撮影で骨の厚み・位置・神経との距離を確認します。これらの情報をもとに治療計画を立て、全身の健康状態や服薬の有無も確認します。
➁一次手術(1〜2回)
人工歯根(インプラント体)をあごの骨に埋め込みます。手術後は1〜2週間で抜糸し、歯ぐきの治り具合を確認します。
➂治癒期間中のチェック(1〜2回)
インプラントと骨が結合する「オッセオインテグレーション」の過程を確認します。結合が安定しているかどうかをレントゲンで確認し、お口の清掃状態も確認します。
④二次手術・型取り(2〜3回)
アバットメント(人工歯を支える部品)を装着し、上部構造の作製に向けて型取りを行います。この段階で仮歯を装着する場合もあり、見た目や噛み合わせのバランスを整えながら最終形のイメージを確認します。
⑤人工歯の装着とメンテナンス(1〜2回)
完成した人工歯を装着し、噛み合わせを微調整します。装着後は定期的なメンテナンスに移行し、インプラントや歯ぐきの状態を継続して確認します。
インプラント治療は複数の段階を経て進みます。治療の意味や目的を理解しながら、歯科医師と相談して無理のないペースで通院を続けることが大切です。
3. インプラント治療の通院間隔や治療期間を左右する要因
インプラント治療の通院間隔や治療期間は、患者さんごとに異なります。骨の状態や全身の健康、生活習慣など、さまざまな要因によって変化します。ここでは主な要因を整理します。
①骨の質と量
骨がしっかりしているほど治療が進みやすく、下あごのほうが骨が硬いため治りが早い傾向があります。逆に骨がやわらかい場合や量が不足している場合は、骨とインプラントが結合するまでに時間かけて結合を待つことが必要です。
➁全身の健康状態
糖尿病や高血圧などの持病がある場合、血流や治癒のスピードに影響が出ることがあります。喫煙も血流を妨げる要因となるため、手術前後は控えるよう指導されることがあります。
③口腔内の衛生状態
お口の清掃状態が悪いと炎症が起こりやすく、治療の進行や長期的な安定を妨げる可能性があります。そのため、手術の前にブラッシング指導を受け、治療中は2〜3か月ごとに歯科でのクリーニングを行い、自宅では歯間ブラシやフロスを使って清潔な状態を保つことが大切です。
④通院スケジュールと生活習慣
仕事や家庭の都合で通院が不規則になると、治療のタイミングがずれて期間が長くなることがあります。歯科医師と治療計画を共有し、無理のないスケジュールで通院することが望まれます。
治療の進行を左右する要因は多岐にわたります。自分の生活や体の状態を考慮し、歯科医師と相談しながら計画的に治療を進めることが大切です。
4. 呉市の歯医者 うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科のインプラント治療
呉市の歯医者 うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科では、歯を失った方に向けて「機能性」と「見た目の自然さ」を両立したインプラント治療を行っています。
広島大学口腔外科・麻酔科での経験や海外研修で培った知識をもとに、全身の健康状態を考慮した安全性の高い治療を心がけています。
お口の状態やライフスタイルに合わせ、1日で噛める歯を実現する「ワンデイインプラント」にも対応しています。
【呉市の歯医者 うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科のインプラント治療の特徴】
当院のインプラント治療のポイント①:経験豊富な院長による精密な診断
院長は複数のインプラント関連認定を取得し、より的確な診断と治療を提供しています。難症例にも対応し、お口の状態に不安がある方のご相談にも丁寧に対応しています。
当院のインプラント治療のポイント②:歯科用CTを用いた精密検査
歯科用CTやサージガイドを使用し、骨の状態や神経の位置を立体的に把握。より安全性を重視したインプラント手術を行っています。
当院のインプラント治療のポイント③:手術当日に歯を入れるワンデイインプラント
お口の状態によっては、1日で仮歯の装着まで対応可能な「ワンデイインプラント」にも対応しています。できるだけ早く「噛める」生活を取り戻せるようサポートしています。
当院のインプラント治療のポイント④:静脈内鎮静法によるリラックス治療
手術中の不安や恐怖を和らげるため、静脈内鎮静法を行っています。眠っているような感覚で、ストレスを感じにくい環境を整えています。
インプラント治療を検討されている方、他院で「骨が足りない」「持病がある」と言われた方も、ぜひ一度ご相談ください。無料カウンセリングで丁寧にご説明いたします。
呉市 うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科のインプラント治療について詳しくはこちら
まとめ
インプラント治療は、失った歯の機能を補うために、いくつかの段階を踏みながら進めていく治療です。治療にかかる期間や通院の回数は、骨や体の状態、生活習慣などによって異なります。一人ひとりに合わせて治療が計画されるため、焦らず着実に進めていくことが大切です。また、治療を終えた後も定期的なメンテナンスを続けることで、インプラントを長く使える可能性が高まります。まずは自分の状態を知ることから始め、歯科医師と相談しながら治療の流れを確認していきましょう。
インプラント治療についてお悩みの方は呉市の歯医者「うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科」までお問い合わせください。
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きょうもご覧いただきありがとうございました!
監修:うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科
院長 上原 亮
<出身大学>
広島大学歯学部
ジョージア医科大学
<所属学会・取得資格>
広島大学歯学部非常勤講師
日本口腔インプラント学会指定研修施設臨床器材研究所インプラント 講師
AICオステムインプラント インストラクター
インビザラインプラチナプロバイダー
日本臨床歯周病学会会員
訪問歯科協会 認定医
老年歯科学会 会員
CADCAM学会 会員
国際歯周内科学研究会 会員
MID-G 会員