ボトックスの効果はいつから?持続期間と長持ちさせるポイント | 呉市の歯医者さんなら うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科~ママとこどものはいしゃさん併設~
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ボトックスの効果はいつから?持続期間と長持ちさせるポイント

歯ぎしりや食いしばりによる顎の疲れ、筋肉の張りや痛みは、多くの方が悩むトラブルのひとつです。強い噛む力が続くと、歯がすり減ったり、詰め物が欠けたり、顎関節症につながることもあります。こうした筋肉の過剰な緊張を和らげる方法として注目されているのが「ボトックス治療」です。ボトックス治療は筋肉の緊張をやわらげ、歯や顎への負担を軽くすることが期待できる治療法です。
今回は、歯ぎしりや食いしばりに対するボトックス治療の効果がいつから現れるのか、どのくらい持続するのか、そして長持ちさせるためのポイントについて解説します。

1. ボトックス治療の効果はいつから感じられる?

ボトックスは、噛む筋肉(咬筋や側頭筋など)に注射することで筋肉の働きを一時的に抑え、歯ぎしりや食いしばりの力を緩和します。効果が現れるまでには段階があり、以下のような流れで変化を感じることが多いです。

 

①施術直後〜2日ほど

注射直後は薬剤が筋肉に浸透する段階であり、見た目や噛む感覚に大きな変化はありません。軽い違和感や筋肉の張りを感じる場合もありますが、多くは一時的なものです。

 

➁3〜7日後

ボトックスの効果が少しずつ現れ始める時期です。歯ぎしりや食いしばりが軽くなり、「朝起きたときの顎の疲れが和らいだ」と感じる方もいます。この段階で筋肉の動きが徐々に穏やかになります。

 

➂10〜14日後

施術後1〜2週間ほどで薬剤が安定して作用し、効果を実感しやすい時期です。顎の筋肉がやわらぎ、強い食いしばりが減ることで、顎関節の違和感や頭痛が軽くなる場合もあります。

 

④部位や筋肉量による差

咬筋が発達している方は、効果の実感までにやや時間がかかる傾向があります。逆に、筋肉が比較的薄い方は早めに変化を感じる場合もあります。

ボトックス治療の効果は数日から徐々にあらわれ、2週間前後で安定するケースが多いです。変化は緩やかに進むため、経過を観察しながら効果を確認するようにしましょう。

 

 

2. ボトックス治療の持続期間の平均的な目安

ボトックスの効果は永続的なものではなく、一定期間が過ぎると筋肉の働きが徐々に戻っていきます。ここでは、平均的な持続期間や個人差、再施術の目安について紹介します。

 

①一般的な持続期間

歯ぎしりや食いしばりに対するボトックスの効果は、平均して3〜6か月程度持続します。薬剤の効果が徐々に薄れるにつれ、筋肉の動きも少しずつ戻っていきます。

 

➁初回施術と継続施術の違い

初回の治療では筋肉がまだ強く作用しているため、持続期間が短く感じられることがあります。2回目以降では筋肉がやわらかくなり、効果が安定して続きやすくなります。

 

➂筋肉の発達度による差

噛む力が強い方は、薬剤の効果が出るまでやや時間がかかる一方で、戻るスピードも個人差があります。反対に筋肉量が少ない場合は、比較的短期間で効果が薄れる傾向があります。

 

④代謝や生活習慣の影響

代謝が活発な方やスポーツ習慣がある方は、薬剤の分解が早まり、効果の持続期間が短くなることがあります。また、ストレスや睡眠不足も噛む力を強める要因になるため注意が必要です。

 

ボトックスの効果は一時的ですが、定期的に継続することで筋肉の緊張が穏やかになり、歯や顎関節への負担軽減を長期的に保つことが期待できます。

 

 

 

3. ボトックス治療の効果を長持ちさせるための生活習慣

ボトックス治療の効果を安定して長く保つためには、施術後の過ごし方や日常の習慣を整えることが欠かせません。次のようなポイントを意識することで、顎や歯への負担を抑え、治療の持続をサポートできます。

 

①施術直後の注意

注射後24時間は、強いマッサージや熱い風呂、激しい運動など血行を促す行動を避けることが望まれます。薬剤が筋肉に安定して作用するまでの間は、咬筋への刺激を最小限にしましょう。

 

➁硬い食べ物を控える

施術後1週間ほどは、ステーキやガムなど硬い食品を噛むと筋肉が再び緊張しやすくなります。軟らかい食事を中心にし、噛みしめを意識的に減らすように心がけます。

 

➂睡眠中の食いしばり対策

就寝中の歯ぎしりや食いしばりは、効果を弱める原因の一つです。歯医者で作製するナイトガード(就寝用マウスピース)を装着すると、筋肉や歯への圧力を軽減できます。

 

④姿勢とストレスの管理

前かがみ姿勢や長時間のデスクワークは顎の筋肉を緊張させやすくします。背筋を伸ばし、深呼吸を取り入れるなど、日常生活の中で力を抜く時間を意識的に作りましょう。

 

⑤定期的な通院での調整

半年に一度を目安に歯医者で状態を確認することが推奨されます。筋肉の変化や効果の持続を見ながら、適切な再施術時期を判断することが重要です。

 

ボトックス治療の効果は、日常の小さな意識で左右されます。噛む筋肉を休める習慣を持つことで、歯や顎の健康をより安定して保つことができます。

 

 

4. 呉市の歯医者 うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科のボトックス治療

呉市の歯医者「うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科」では、むし歯や歯周病の予防に加え、歯ぎしりや食いしばりによるリスクの軽減を重視し、患者さん一人ひとりに合わせた予防プランをご提案しています。

近年、ストレスなどにより無意識に行われる「食いしばり」は、歯や顎に過度な負担をかけ、歯の破損、肩こり、頭痛、顎関節症の原因となりうることが注目されています。当院では、この咬む力の強さ(咬筋の力)を筋電図で測定し、そのリスクに応じて、生活習慣の見直しや専門的なケアを行っています。

 

特に、強い食いしばりから歯を守る方法として、「ナイトガード(マウスピース)」の装着指導に加え、咬筋の緊張を緩和し、歯への影響を軽減する効果が期待できる「ボツリヌス注射(ボトックス治療)」にも対応し、歯の負担を多角的に軽減する取り組みを行っています。

 

<うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科の予防歯科の特徴>

 

①食いしばりリスクの数値化と診断

咬む力を測定し、歯にかかるリスクを数値で確認。基準値を超える場合は、歯を守るためのケアをご提案します。

 

②ナイトガード・ボツリヌス注射でのリスク軽減

過度な咬む力から歯を守るために、ナイトガードやボツリヌス注射といった、症状に合わせた治療法をご提供します。

 

③予防を通じた全身の健康維持への配慮

食いしばりの緩和は、歯だけでなく、肩こりや頭痛など全身の不調改善にも繋がるよう、健康を見据えた予防の取り組みをご提案しています。
近年では、“むし歯ができてから治療する”のではなく、“つくらないために通う”という予防の考え方が広がっています。

 

呉市・広島市安芸区・熊野町周辺で、歯ぎしり・食いしばりの改善・むし歯を作らない予防も含めた歯医者をお探しの方は「うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科」までお気軽にご相談ください。

 
 

まとめ

歯ぎしりや食いしばりによる顎のこわばりや歯のすり減りは、放置すると顎関節症や咬耗の原因になることがあります。ボトックス治療は、過度な筋肉の緊張をやわらげ、歯や顎への負担を軽減する有効な方法です。効果は施術後1〜2週間で安定し、3〜6か月ほど持続します。日常生活では、噛みしめを控える意識やナイトガードの使用、姿勢の見直しなどが持続期間を伸ばすポイントとなります。
歯ぎしり・食いしばりでお悩みの方は、呉市の歯医者「うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科」までご相談ください。お口の状態に合わせた治療方法をご提案します。

 

 

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きょうもご覧いただきありがとうございました!


 

監修:うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科
院長 上原 亮
  <出身大学>
広島大学歯学部
ジョージア医科大学
  <所属学会・取得資格>
広島大学歯学部非常勤講師
日本口腔インプラント学会指定研修施設臨床器材研究所インプラント 講師
AICオステムインプラント インストラクター
インビザラインプラチナプロバイダー
日本臨床歯周病学会会員
訪問歯科協会 認定医
老年歯科学会 会員
CADCAM学会 会員
国際歯周内科学研究会 会員
MID-G 会員

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