今永昇太、シカゴに別れを告げて──私が歩いたAAIDの街・カブスの街
みなさんこんにちは!お口の健康から全身の健康を創造する医療法人ユナイテッド理事長上原亮です。
シカゴ・カブスの今永昇太投手がFAとなり、今季限りでチームを離れる可能性が報じられました。
渡米1年目で先発ローテーションを守り抜き、そこからアメリカでも高い評価を得た左腕。チーム残留が確実視されたがFAとなったそのニュースを聞いて、ふと20年前の自分を思い出しました。
■ シカゴ──AAIDフェロー受験の街

私がアメリカのAAID(American Academy of Implant Dentistry)フェロー試験を受けに行ったのは、ちょうど20年前。
初めて降り立ったシカゴ オヘア空港の空気は、冷たく澄んでいました。湖の向こうにはミシガン湖が広がり、風が強くてコートの襟を立てながらも、その壮大な景色に心を奪われたのを覚えています。
日中はセミナーでインプラントの症例発表や筆記試験。夜は湖のほとりで参考書を開きながら、英語の専門用語と格闘しました。
「骨結合」「咬合圧の分散」──そんな言葉が、ミシガン湖の波音と重なって、まるで自然と理論が溶け合っていくようでした。
街を歩けば、**Sears Tower(現ウィリス・タワー)**が天を突くようにそびえ立ち、ガラスに反射した夕陽が黄金色に輝く。
その構造美に惚れ惚れしながら、「インプラントの骨結合も、建築の基礎と同じだ」と感じたのです。
見えないところにどれだけ正確な設計と努力を重ねるか。
それが、歯科も都市も、人を支える力になる。

■ カブスの聖地──リグレー・フィールドで福留選手を見た日
ちょうどその頃、シカゴ・カブスには福留孝介選手が在籍していました。
私も滞在中、現地の友人に連れられてリグレー・フィールドに足を運びました。

球場は想像以上に“古くて味のある”スタジアム。
レンガ造りの外壁にツタが絡まり、外野のスコアボードはすべて手動。
でも、ファンの声援と笑顔であふれていて、まさに「人が創る空間」でした。
試合前に飲んだビール、シカゴ名物のディープディッシュ・ピザ。
分厚いチーズがとろけるピザを頬張りながら、「アメリカの野球文化は“日常の喜び”そのものだ」と感じたものです。
あの時、福留選手のバットスイングがミシガンの風を切るように美しく見えました。

■ “構造”を愛する街
シカゴは建築の街でもあります。
近代建築の父・フランク・ロイド・ライトがこの地で設計を学び、多くの名建築が街を彩ります。
どのビルにも“骨格美”があり、それはまるでインプラント体を支える骨のようでした。
AAIDの講義で学んだ「Support, Stability, and Strength」の三原則は、
街の建物を見上げながら「これは建築にも通じる哲学だ」と直感したほどです。
歯科インプラント治療もまた、小さな“構造設計”。
1本のフィクスチャーを支える骨量、咬合力の方向、清掃性――すべての要素が噛み合って初めて、美しく長持ちする口腔環境が完成します。
その理想形を、私はこの街で見たように思います。

■ 今永投手のFAと、挑戦の街・シカゴ
今永投手もまた、シカゴの地で“骨格”を鍛えた男のひとり。
新天地へと進む姿に、かつての自分を重ねます。
異国の地で学び、挑戦し、そして次の舞台へ進む。
AAIDフェローを受けた日、私はシカゴの夜空を見上げながらこう思いました。
**「この街のように、時代が変わっても人を支える“構造”を作りたい」**と。
■ Dentistry is Structure. Dentistry is Love.
今永投手の旅立ちをニュースで見て、再びその原点を思い出しました。
歯科医療も、スポーツも、建築も──人を支える“構造”をつくることが本質です。
AAIDのフェロー資格を得たその後も、私はずっと「骨の上に笑顔を建てる」仕事をしている。
そして、どんなに時が流れても、
あの風の強いミシガン湖のほとりで感じたあの決意が、
私の中ではいまだに揺るがないのです。
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