「信念を貫いた男」──長野久義選手の引退に寄せて
〜ファミリーの温かさと、勝負の厳しさを知る人〜
みなさんこんにちは。
「お口の健康から全身の健康を創造する」医療法人ユナイテッドうえはら歯科の上原亮です。
今日は、プロ野球ファン、特にカープファンの心を震わせたニュースについて書かずにはいられません。
長野久義選手──。あの熱く、誠実で、信念を貫いた男が、現役生活に幕を下ろしました。
■2度のドラフト拒否に宿る「信念」
彼ほど「信念」という言葉が似合う選手はいないでしょう。
大学、社会人と二度のドラフト指名を拒否し、「巨人に入りたい」という想いを貫いた。
普通なら、「夢を捨ててでもプロの道を」と考えるところを、彼は自分の信念を曲げなかった。
どんなに回り道でも、「自分が納得できる道を歩く」。
それが長野久義という男の原点でした。
結果として、2009年に巨人からドラフト1位で念願の入団。
原監督のもとで華々しいスタートを切ります。
ルーキーイヤーで19本塁打、翌年には首位打者。
スピードとパンチ力を兼ね備えた右打者として、黄金期の巨人を支えました。
■顔面骨折から5日で復帰――「折れない心」
彼の真骨頂は、数字だけでは語れません。
2011年8月、マツダスタジアムでの広島戦。
顔面に死球を受け、左頬骨を骨折。
通常ならシーズン絶望です。
しかし、5日後にはスタメン復帰。
痛みを押しても、グラウンドに立ち続けた。
原監督が「こちらから休めと言っても、彼は絶対に自分からギブアップしない男だった」と語る通り、長野選手の中には「野球を愛し、仲間を信じる魂」が宿っていました。
■人的補償でカープへ──「それでも笑顔で」
2019年、FA移籍の人的補償で広島カープへ。
まさかの展開に、ファンもメディアも騒然としました。
でも、長野選手は違いました。
「強いカープに呼ばれて来れて光栄」「また新しいチームで、全力でやるだけ」
移籍会見での穏やかな笑顔が忘れられません。
そこには「どこにいても、自分を信じて戦う」覚悟がありました。
広島ではムードメーカーとして若手を引っ張り、チームをまとめる姿が印象的でした。
一軍の試合だけでなく、ファームの選手にも気さくに声をかける。
移動バスでは後輩に飲み物を配る。
派手ではないけれど、誰もが「長野さんの背中が温かい」と口を揃えたそうです。
■「ファミリー」という言葉が似合う男
広島駅のホームで――。
2020年の日本シリーズ前、巨人ナインが新幹線で福岡へ向かう途中、長野選手はホームで待っていました。
「頑張れー!」と声をかけたという逸話。
FAで出された側が、かつてのチームを応援する。
そんなことが、できるでしょうか?
彼は「勝負の世界」を超えた「人のつながり」を大切にしていた。
それはまさに“ファミリー”の姿です。
私が理事長を務めるうえはら歯科も、同じように“ファミリー”を大切にしています。
長く働いてくれるスタッフ、育休から戻ってきた衛生士、結婚しても笑顔で患者さんを支える人たち。
職場という枠を超えて、「一緒に生きている仲間たち」。
そんな絆が、医院の強さを作ります。
■「家族のような職場」だけでは勝てない
しかし、それだけでは「勝てない」のも現実。
野球も医療も、プロフェッショナルの世界です。
カープの新井監督は「チームは家族」と常々言ってますが、今年もやっぱり下位に沈みました。
家族だけではやはり勝てない。練習は嘘はつかない。
長野選手はどんなに優しくても、練習では決して妥協しなかった。
若手にも「中途半端にやるなら意味がない」と伝えていた。
その厳しさこそ、彼が尊敬され続けた理由です。
歯科医院も同じです。
家族のような温かさに甘えていては、患者さんの期待に応えられません。
滅菌、説明、診断、技術――すべてが「結果」で問われます。
厳しさと温かさの両立。
それが、真に信頼されるチームの条件です。
■「勝てない日」にも笑顔を忘れない
長野選手が最後まで見せてくれたのは、勝ち負けを超えた「人としての強さ」でした。
打てない日も、ベンチで誰よりも大きな声を出す。
若手がエラーしても、「気にすんな、次や次!」と笑顔で背中を叩く。
その姿は、チームを包む太陽のようでした。
歯科医院でも、うまくいかない日があります。
予約が重なったり、トラブルが起きたり、患者さんの不安が伝わってくる日もあります。
でも、そんな時こそ、リーダーが笑っていなければいけません。
長野久義という男は、「結果ではなく、在り方でチームを照らす人」でした。
まさに、“勝者のメンタリティ”を持つ人。
■長野久義という「心の名選手」
彼の通算成績は、
打率.281、165本塁打、615打点、1277安打。
けっして派手な数字ではありません。
でも、記録以上に心に残る「人間力の記録」があります。
巨人でも、広島でも、常にチームの空気を変えた。
苦しい時に笑顔を絶やさず、誰よりも仲間を信じた。
そんな姿勢は、私たち医療人が学ぶべき「プロフェッショナルの原点」そのものです。
■歯科医院も「チーム長野」でありたい
私が目指すのは、「技術だけでなく、人間力で勝つ医院」です。
ミスを恐れず、仲間を信じ、患者さんを支える。
どんな状況でも「ファミリーとして動けるチーム」。
長野選手が教えてくれたのは、
「結果よりも、仲間を思う心の強さ」。
これからのうえはら歯科も、その想いを胸に、
“長野久義のようなチーム”でありたいと思います。
🦷 内部リンク案
インプラントページ:挑戦と再生のストーリーを支える技術
訪問診療ページ:最後までチームで支える医療
求人ページ:“ファミリー”として働ける仲間を募集中
また当院は「ママとこどもの歯医者さん」グループに加盟しています。
ままとこどものはいしゃさん YouTube
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