予防歯科は何歳から始めるのがベスト?年齢別のポイントとは
むし歯や歯周病といったトラブルを未然に防ぐために重要なのが「予防歯科」です。しかし、「何歳から始めればいいのか」「どのようなケアをすればよいのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。予防歯科は早期に始めることで、生涯にわたって歯の健康を守ることができますが、年齢によってアプローチ方法は異なります。 今回は、予防歯科の始めどきや、子どもから大人までの年齢別ポイント、続けやすい予防習慣について解説します。
1. 予防歯科は何歳から始めるのがベスト?基本の考え方
予防歯科は「歯が生えたその日から」がスタートラインといわれています。むし歯は歯が存在して初めて発生するため、生えた時点で予防を意識することが大切です。赤ちゃんから高齢者まで、すべての年代で適切な予防処置が必要ですが、それぞれに合ったケアが求められます。
予防歯科の基本的な考え方は「むし歯や歯周病ができる前に防ぐこと」です。痛みが出てから治療するのではなく、そもそも病気にならないようにすることで、治療回数や医療費の軽減が期待でき、歯の健康を長く保つことにつながります。
①歯が生えたらケア開始
生後6か月前後から乳歯が生え始めます。このタイミングから、保護者が歯磨きを手伝うことが予防歯科の第一歩です。
②定期的な歯科受診を習慣にする
むし歯がなくても定期的に歯医者を受診することで、歯の状態チェックやクリーニングを行い、トラブルを未然に防ぎます。
③フッ素やシーラントを活用する
子どもの歯に特に有効とされるのがフッ素塗布やシーラント。歯の表面を強くし、むし歯のリスクを抑える処置です。
④家庭でのケアとプロのケアを組み合わせる
歯磨きや食生活の見直しといった日常のケアに加え、定期的にプロによるクリーニングやチェックを受けることが推奨されます。
⑤「痛くなったら通う」のではなく「予防のために通う」意識を持つ
歯医者は治療を受ける場所ではなく、歯の健康を守るために活用する場と捉えることが大切です。
予防歯科は、早期に始めることで歯の健康を保ちやすくなるとされており、長期的な視点でのケアにつながります。
2. 子ども・中高生・大人それぞれの予防歯科のポイント
年齢によって、むし歯や歯周病のリスクやケアの方法は異なります。ここでは、ライフステージ別に予防歯科のポイントを解説します。
①子ども(乳幼児〜小学生)
乳歯は永久歯に比べて柔らかく、むし歯になりやすいとされます。この時期は、保護者による仕上げ磨きを小学校低学年まで続けることが重要です。加えて、フッ素塗布やシーラント処置を行うことで、むし歯予防効果が期待できます。定期的に歯医者でのチェックを受けることで、早期発見・早期対応につながります。
➁中高生(10代前半~後半)
永久歯が生え揃う時期であり、生涯にわたる口腔環境の基盤が作られます。しかし、部活動や受験などで生活リズムが乱れやすく、歯磨きの回数や時間が減ることも少なくありません。歯列矯正をしている場合は、装置まわりに汚れが残りやすいため、より丁寧な清掃が必要です。また、親元を離れる機会が増えると、自立した口腔ケア習慣が求められます。
➂成人(20〜40代)
この年代では、むし歯と歯周病の両方のリスクが高まります。歯ぎしりや食いしばり、喫煙や飲酒などの生活習慣は口腔環境に悪影響を及ぼすことがあるため注意が必要です。特に歯周病予防のためには、定期的な歯石除去と歯ぐきの状態チェックが望ましいでしょう。
④中高年〜高齢者(50代〜)
年齢とともに歯ぐきが下がり、歯の動揺や歯周病のリスクが増加します。また、口腔乾燥や唾液の減少によって、むし歯の再発リスクも高まりやすいです。義歯(入れ歯)やインプラントを使用している場合は、そのケアも含めた総合的な予防が必要です。さらに、全身疾患との関連性も意識し、必要に応じて医科との連携を図ることが重要です。
いずれの年代でも、年齢に応じた正しいケア方法を知ることが予防の第一歩です。 それぞれの年齢でリスクや重点が異なるため、ライフステージに合わせたアプローチを継続していくことが大切です。
3. 年齢ごとに始める予防歯科習慣とは
予防歯科を無理なく続けるためには、年齢やライフスタイルに合った方法を取り入れることが大切です。ここでは、年代ごとの始めやすい予防習慣を紹介します。
①乳幼児〜小学生
この時期は仕上げ磨きを習慣化し、子ども自身の歯磨き習慣も並行して身につけます。低濃度フッ素配合の子ども用歯磨き剤を使うことで、むし歯予防効果が期待できます。また、親子で一緒に定期健診を受けると歯医者への抵抗感が減り、通院を継続しやすくなります。
➁中高生
忙しい生活の中でも1日2回以上は必ず歯を磨く習慣を持つことが重要です。おやつや飲み物は甘いものの摂取頻度や時間帯に注意し、歯医者での生活習慣指導を活用してブラッシングや食生活の質を高めましょう。
➂成人
3〜6か月ごとの定期メンテナンスで、むし歯や歯周病の早期発見と予防を心がけます。歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシで歯間部の清掃を行い、抗菌成分を含む洗口液を補助的に取り入れることで口腔内を清潔に保ちやすくなります。
④中高年〜高齢者
唾液の分泌を促すため、水分補給や唾液腺マッサージ、ガムなどを活用します。義歯は毎日洗浄し、固定式の補綴物も歯医者で定期的にチェックを受けます。さらに、口腔体操やよく噛む習慣を取り入れることで、咀嚼力や口の筋肉の機能維持に役立ちます。
年齢に応じた方法を無理なく日常に取り入れることが、予防歯科の習慣化と健康な口腔環境の維持につながります。
4. 呉市の歯医者 うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科の予防歯科
呉市の歯医者「うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科」では、むし歯や歯周病の予防を重視し、患者さん一人ひとりに合わせた予防プランをご提案しています。
定期検診や歯のクリーニングに加え、近年の研究で注目されている「歯並び」や「口腔機能」と全身の健康との関係にも配慮し、生活習慣やリスクに応じたケアを行っています。
また、担当制の歯科衛生士が患者さまのお口の変化を丁寧に確認し、必要に応じてケア内容を見直すことで、継続的なサポートを行っています。院内には複数の認定資格を持つ歯科衛生士も在籍しており、専門性を活かしたメンテナンスをご提供しています。
<うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科の予防歯科の特徴>
①一人ひとりに最適なメンテナンスを提案
むし歯リスク・歯周病の進行度・生活習慣などを考慮し、オーダーメイドのケアプランをご提案します。
②担当制で継続的な口腔ケア
専任の歯科衛生士が口腔内の状況を把握し、経過を丁寧に確認しながら継続的にサポートします。
③予防を通じた健康維持への配慮
歯並びや口腔機能にも注目し、将来の健康を見据えた予防の取り組みをご提案しています。
近年では、“むし歯ができてから治療する”のではなく、“つくらないために通う”という予防の考え方が広がっています。
呉市・広島市安芸区・熊野町周辺で予防歯科で歯医者をお探しの方は「うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科」までお気軽にご相談ください。
まとめ
予防歯科は、赤ちゃんの歯が生え始めた頃から始めることができ、年齢に応じた適切なアプローチを取ることで、歯の健康を維持しやすくなるといわれています。子どもにはフッ素塗布や仕上げ磨き、中高生や大人には定期健診とセルフケア、高齢者には口腔乾燥対策や義歯のケアなど、ライフステージごとの予防が大切です。呉市・広島市安芸区・熊野町周辺で予防歯科をお考えの方は、「うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科」までご相談ください。
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きょうもご覧いただきありがとうございました!
監修:うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科
院長 上原 亮
<出身大学>
広島大学歯学部
ジョージア医科大学
<所属学会・取得資格>
広島大学歯学部非常勤講師
日本口腔インプラント学会指定研修施設臨床器材研究所インプラント 講師
AICオステムインプラント インストラクター
インビザラインプラチナプロバイダー
日本臨床歯周病学会会員
訪問歯科協会 認定医
老年歯科学会 会員
CADCAM学会 会員
国際歯周内科学研究会 会員
MID-G 会員